物 語
感 想
うわぁぁぁぁぁ。
観劇していると、うわあと思うことも多々あって、もちろな内心の叫びは口には出さないけれど、この作品はもうほとんど最初から最後まで、うわあああと叫んでいたような
ものだ。
こっぱずかしい。
甘酸っぱすぎて舌がしびれそうなほどのラブストーリー。
今時の少女漫画がって、ここまで甘いのはそうそうないだろう。
主演の三宅健が王子タイプの美青年だからまだいいが、これが普通の小劇場系役者さんだったら、恥ずかしすぎて直視できない。
失礼。
ピュアにもほどがある。
世間知らずと無垢とは違う。
彼はすべてを知っていて、彼女のことも知っていて、なおかつ一途で純粋なのだ。
いやもうここまで来たら、ストーカーと紙一重かも。
世間離れした純愛はを、気持ち悪いじゃなくて恥ずかしいと思わせた演出と役者はすごい。
だって、やりようによってはこれ、ホラーじゃないか。
紆余曲折ではなく直線のひたむきさ。
あまりにまっすぐな気持ちは、時として周囲に曲がりくねった気持ちを抱かせるのだ。