観劇日 | : | 2020/06/23 |
劇場 | : | 帝国劇場 |
脚本 | : | アラン・ブーブリル/クロード=ミッシェル・シェーンベルク |
演出 | : | ローレンス・コナー |
出演 | : | 市村正親/駒田一/伊礼彼方/東山義久/高畑充希/昆夏美/大原櫻子/屋比久知奈/小野田龍之介/海宝直人/チョ・サンウン/上原理生/上野哲也/知念里奈/仙名彩世/松原凜子/神田恭兵/西川大貴/青山郁代/則松亜海/他 |
帝国劇場・5/19〜6/28
札幌文化芸術劇場 hitaru・7/3〜6
まつもと市民芸術館・7/10〜12
梅田芸術劇場メインホール・7/16〜19
アクトシティ浜松大ホール・7/25〜27
富山オーバード・ホール・7/31〜8/2
愛知県芸術劇場大ホール・8/13〜8/16
博多座・8/20〜8/30
ウェスタ川越大ホール・9/4〜6
04/08発表・全公演中止を決定
1970年代ベトナム戦争末期。陥落直前のサイゴンで米兵相手のキャバレー「ドリームランド」が連夜華やかに開かれていた。キャバレーの支配人であるエンジニアは戦災孤児であるキムを雇い、ウブなキムは周りからからかわれていた。
その中には友人に無理矢理連れてこられた米兵クリスの姿もあった。
清純なキムと純真なクリスは恋に落ちてしまう。
キムを米国へ連れて帰るために、クリスはエンジニアを銃で脅して認めさせる。キムとクリスの結婚式な最中に、キムの親の決めた許嫁のトゥイが乱入するも、キムは愛しているのはクリスだけだとトゥイを追い返す。二人は幸福な一夜を過ごす。
やがてベトナム戦争が集結し、撤退する米軍によりサイゴンは大混乱。その混乱の中でキムはクリスとはぐれ、ベトナムに取り残されてしまった。
3年後、ホーチミンと名を変えた首都サイゴン。
出世したトゥイは部下に命じてエンジニアを探させる。キムは貧民窟でひっそりとクリスのことを待っていた。
一方、米国に戻ったクリスはエレンという米国人と結婚していた。
トゥイはエンジニアにキムの家に案内するように命じ、キムに会いに行った。だがそこには、キムだけではなく、クリスとの子供タムがいた。トゥイは激昂しタムを殺そうとするが、逆にキムに銃殺されてしまう。
アメリカンドリームを夢見るエンジニアは、キムとタムを利用し米国へ行こうと画策。二人を連れてバンコクを目指す。
クリスの友人ジョンは、ボランティア活動を通じてキムとタムのことを知り、クリスに子供が生まれていると伝える。
クリスはベトナムに行くことを決意し、エレンにすべてを話す。
一方、エンジニアとキムはバンコクのナイトクラブで働いている。そこにジョンが現れクリスを連れてくると言うが、エンジニアはキムが自分で会いに行けと言う。
キムは喜んでホテルに会いに行くが、そこにいたのは妻のエレン。キムは絶望し、せめてタムだけでも米国へ連れて帰って欲しいと懇願するが、自分の子供が欲しいエレンに断られる。キムは怒りのあまりホテルを飛び出していく。
ホテルに戻ってきたクリスは、エレンに気を遣って、タムをベトナムに残したまま支援すると約束するが、ジョンはキムはタムを米国へ連れていって欲しがったいるのだと忠告する。
クラブに戻ったキムは、エンジニアに米国へ行くと強がりを言う。エンジニアはアメリカンドリームを夢見て有頂天。
だが、キムの家にクリス、エレン、ジョン、エンジニアが訪れ、キムの嘘はバレてしまう。自分がいるからタムは米国へ行けないのだと思ったキムは、自ら死を選び、タムのことを頼むと言い残して息絶えたのだった。
なんだかもう、言葉も出ない。
5月から9月までの大型ミュージカルも中止。そりゃあ確かに、東京だけ中止で地方はやりましょうなんて無理だとは思いますが、なんだかもう、やりきれない、やりきれないよ!
最後最後サギとか言われている市村さんも、今度こそ本当に最後だったかもしれないし、なによりオーデ受けて出演が決まった高畑充希ちゃんが……もう……高畑充希ちゃんのキム、見たかった、見たかったぁぁぁぁぁ!
東宝からの中止のお知らせは次の通り。
今後、大型ミュージカルがどんな形で上演されるのか、できるのか、みんなが楽しめる未来がきますように。