ラ・マンチャの男
　

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物 語

16世紀末のスペイン。
劇作家のセルバンテ（松本幸四郎）は、教会を侮辱した罪で従者とともに投獄される。無実だと訴えるセルバンテ。
セルバンテは罰をとても恐れていた。
牢名主はそんなセルバンテに、自分の前で申し開きをしてみせろと言い、セルバンテは即興劇の形で無実を語りだす。
主人公は、自分を勇敢なる騎士、ドン・キホーテ（松本幸四郎）と思いこんでいるキハーノ老人。
彼は自分の妄想に従い、風車と戦い、旅館のあばずれ女ドルネシア（松たか子）を高貴なる姫君だと思いこむ。
キハーノ邸で、老人の行方を必死になって追っていた頃、旅館に荒くれ男たちがやってくる。
ドン・キホーテ男たちに弄ばれているドルネシアを救おうとするが、所詮は老人の身。
妄想と違って、救うことができない。
そのことをドルネシアになじられたドン・キホーテの妄想は破れ、キハーノ老人に戻った彼は、屋敷へと連れ戻される。
老人の臨終の席にドルネシアが訪ねてくるが、妄想を失った老人には、ドルネシアが誰だったかもわからないのだ。
語り終わった直後、裁判官がセルバンテを呼びにくる。牢人たちは、拍手でセルバンテを送り出す。
セルバンテは、彼の物語の主人公のように勇敢に階段をのぼっていく。

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感 想

ミュージカルです！
どこに出しても恥ずかしくないどころか、賞もいっぱいもらってる、もう何千回も上演されてるミュージカルです！
友達がチケが余ってるからということで、行ってみたんだけど……
慣れないことはしないほうが良いと、心に実感。
同じミュージカルでも、若手がやってるものはなかなか楽しく見れるのだけど、これはなあ、どうなんだろう、ちょっと敷居が高い？　いや、逆にこっちが敷居を高くしてる？　うぬぬ。
ドルネシア役の松たか子のきわどい衣装に目が釘づけ。
「農業少女」の深津絵里をちょっと思い出したりして、衣装も少し似てる気がするし。
演出も松本幸四郎自らがつけているらしいんだが、だとしたら、あの薄暗い照明プランも幸四郎の指示？
とにかく、舞台が薄っ暗くて、何をやってるんだから、よくわかんなかった……
帝劇はあまり行かないので知らないのだが、あの薄暗さはデフォなのだろうか。
新感線の時は、かなり明るかった気もするんだけど！
一つわかったのは、自分はまだ重厚なミュージカルを見るのは早いということだ。
他人に流されるのは、いかんね。

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