Sexual Violence NO.1
HIGHLEG JESUS

観劇日：2000/03/13
劇　場：フジタヴァンテ
構　成：河原雅彦
演　出：河原雅彦 出　演：山田伊久磨/中坪由起子/岸潤一郎/新井智香/森本訓央/政岡泰志/野村朋子/小林愛/小林一英/今奈良孝行/河原雅彦

アイコン プログラム アイコン

　1.オープニング〜友達100人できるかな？〜
　2.H・J　FUTURE-VTR
　3.ドンファン４姉妹、炎の饗宴！
　4.政岡乞食〜高度急成長の爪痕〜
　5.岸潤次郎の作文コーナー
　6.性器の大マジックショー！！

アイコン 物 語 アイコン

ハイレグジーザスはその特異性からフォロワーがでないことに、苦悩していた。出てこないのならば、自分たちで作ってしまえばいいのだ！　ということで、劇団員同志で子供を作ることにした。
そんな矢先のこと。大阪公演に向かう途中に交通事故にあい、東京に残っていた劇団員以外は事故死してしまう。
それから２０年。芝居とは無縁の生活を送っていた子供たちの元へ招待状が届く。指定された場所にいくと、そこにはハイレグ残党がいた。彼らは、子供たちにすべての事情を話し、ハイレグ２世を名乗ることを強要する。
悩み、傷つき、反発する子供たちだったが、仮面の振り付け師（実は母親）の協力もあり、いつしか、父を超える芝居を作ろうと燃え始める。
立派に公演をやりとげた彼らは、思い出を胸にまた日常へと戻っていったのだ。

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初ハイレグ！
ゴキコンと一緒にイベントやったりしてたので、なんとなく予想はついていたが、その破壊力や予想以上！　椅子席の一番後に座っていて本当によかった(T-T)
オープニングのショーでは、男性劇団員のシースルーふんどしが実に素敵。そのまま桟敷席に乱入。客席に動揺が走るが立ち上がって逃げる人はいない。さすが、桟敷に座る人は慣れてるのか？　いろいろといじられてましたが、いろんな意味で。
そのまま芝居部門に突入。男性劇団員は、全裸！全裸！全裸！
最初は、うひゃーと思ったのだが、しばらくすると慣れてしまうのが、自分でも怖い。客いじりのコーナーでは、「これはヴァーチャル客席だ、だからなにやってもいいんだ」とのことで、女の子を舞台にあげ「ともだちんこ」をやってました。
うわあ……

「政岡乞食」は政岡さん主演のミニ芝居。これ笑いなんだろうか。昭和の悲哀を感じさせる名作。マジに演技うまいと思う。もっと普通の劇団にいれば……いや、それは言うまい。

「岸潤作文」は恒例になってるらしい。岸潤の一人漫談コーナー。顔はそこそこいいのに、しゃべると……(-_-;)。
「性器のマジックショー」は、飲んだ水があら不思議、下からすぐに出てくるよ。生放尿シーンを初めて見ました。うひゃー。そんでもって、その液体を桟敷に投げるのだよ。ビニールシートの必要性がやっとわかった。ビニールシート付き芝居なんて「パラノイア百貨店」以来ですね。あっちは。血糊だったんだけど。こっちは……

最初から最後まで、ひゃーひゃー言わされてしまいました。
ただ、慣れてしまうのも早いような気がする。
なんつーか、微妙な劇団なんすね。
河原さんがほとんど出なかったのは、いつものことなんでしょうか？　
残念。役者・まちゃぴこもかなり好きなので、舞台があったら行きたいですね。

それにつけても、野村さんはよい！　あのふっきれ方は、清々しくもカッコよい。
もっと、普通の舞台での演技も見てみたい。
客席に新感線の高田さんが来てましたが、かなりヒイテいるようでした。いやはや。