物 語 人生と仕事に疲れた郵便配達人がいた。
特にやりたいこともなく、ただただ、時間だけが過ぎていく張り合いのない毎日。
神様に似た誰かが、彼を他の人生に会わせることにした。
遠い異国からやってきた王子、間抜けな誘拐犯、自殺しようとして何度も失敗する悲しい男、密室に監禁された手品師。
そして、みんなが待ち望んでいるエンターティナー。
彼は役者として、幾多の人生を生きているわけだ。
感 想 一人の役者に対し複数のクリエイターが作品を提供し、それを一つにまとめあげる。
という企画のステージ。
映像作品あり舞台作品あり、ピアノの弾き語りあり、ダンスもあり、パントマイムもあったりで多種多才。
正直、演者よりもクリエイター各紙に興味があって観に来たのだけど、中河内くんは才能ある人だなあと思った。
イケメンだし。
お笑いからシリアスまで、しっかりと演じ分けているので、合間をつなぐ奥監督の映像作品がまた生きる。
特にやりたいことなかった男は、自分を見つけることができたのだろうか。