公演データ

日程　　：2007年2月28日〜3月11日
会場　　：新宿シアターアプル
原案　　：堤幸彦
脚本　　：鴻上尚史
演出　　：鴻上尚史

キャスト

中村雅俊【山崎義孝】
片瀬那奈【小野未来】
塩谷　瞬【日比野篤志】
森田彩華【高島希】
GAKU−MC【タイト・キック】
大高洋夫【兵藤明】
長野里美【小野文香】
他

見　　所

堤監督が長年映画用に暖めていた企画が、鴻上尚史により舞台化！
今はもう遠い昔になってしまった、闘争、総括、革命。
あれは遠い日の花火なのか、もはや時代遅れなのか、いや、彼らの熱い思いは時代を超えて、延々と受け継がれているはず。
主演に中村雅俊を迎え、若手役者が華やかに物語に彩りを添える。
鬼才、鴻上尚史により堤監督の熱い思いは、どのように昇華するのか？
新宿へ急げ！
まあ……個人的には、税金納めてない人間が革命とか、へって感じなので、あの時代はあまり好きではないのですが。
でもきっと、その時代まっただ中にいた堤監督にとっては、熱い時代だったのだろうな。
大人はわかってくれないとは、つまり、わかってもらえることが前提になっているわけであり、それこそが甘えなのであります。
人と人はわかりあえない、それでも、勘違いでも一瞬でも共感できることもある、それこそが、この舞台ではなかろうか。

あらすじ

2009年、高校教師日比野は教師という職業にやりがいを見いだせないでいる。
文芸部の顧問を押し付けられた日比野は、部室でかつての同級生で、現在行方不明の未来の書いた原稿を見つける。
それはあの、共に過ごした熱い時間、革命の時について書かれていた。
1999年、日比野と未来のクラスに山崎という47歳の男が復学してきた。
なんと山崎は、1969年の学園闘争のおり不慮の事故で意識不明になっており、30年ぶりに目をさましたのだという。
山崎は30年前の感覚のまま、一人熱く体制側と戦うが、ついていく生徒は当たり前だが一人もいない。
だが、学園祭に人気ラッパーを呼ぼうという未来の企画が学校側に潰された時、山崎と生徒たちは手を結ぶ。
学園闘争だ！
しかし、彼らの闘争は、かつて山崎とともに戦った仲間たち、現職教師たちによって阻まれる。
学校側は文化祭自体を中止にすると発表し、納得いかない生徒たちは山崎を祭り上げ、闘争に突入する。
その結果……

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