放送データ
放送日：2001年9月28日 21時
放送局：TBS
演出 ：堤幸彦
脚本 ：清水東
原作 ：手塚治虫
キャスト
本木雅弘【ブラック・ジャック】
中山紗央理【ピノコ】
中山詩央理【ピノコ】
森本レオ【ドクター・キリコ】
大林丈史【鳩中幸一郎】
片桐はいり【鳩中カネ子】
蟹江敬三【赤石誠一郎】
池内博之【河合健】
関連商品
ブラック・ジャックIII [DVD]
2001/12/05発売 4935円
見 所
堤幸彦BJシリーズ最終話。
最終話に相応しく、本作にはBJの永遠のライバル・Drキリコが登場。
キリコの造型が原作漫画よりも不気味になっているのは、堤さんの趣味なのだろうか……
治療とは生かすことなのか、それとも安らかな死をもって完結とすべきなのか。
永遠に答えの出ない命題に、堤監督が鋭くメスをいれる！
2011年11月30日まで、TBSオンデマンドで配信中！
あらすじ
奇病に冒された政治家・鳩中の前に安楽死専門医師Drキリコが現れた。
キリコは同じ病気で死んだ鳩中の父親から、息子が発病したら安楽死させてやってくれと依頼されていたのだ。
だが、鳩中の前にもう一人の医者が現れる。
奇跡ま無免許医・ブラックジャックだ。
鳩中は生きたいと願い、BJは難しい手術をなんとか成功させた。
鳩中はお礼として、高級レストラン、マ・フィーユにBJを招待した。しかし、以前、この店で食事をしたことがあるBJは、料理の味が落ちていることに気づく。
オーナーシェフの赤石誠一郎の味覚に、なんらかの異常がおきている。つまり脳の障害があるのだ。
それを指摘したBJを、赤石は怒って追い出す。
仕方なくBJはピノコを連れて、赤石の娘と弟子・河合のやってる店に行くのだが、河合の舌は超一流であり、マ・フィーユによりもずっと美味しかった。
河合は赤石の味が落ちていることを指摘し、怒りをかってクビにされてしまったのだが、未だ師匠のことは気にしている。
そんな中、赤石はフランス首相参加の食事会のシェフとして起用される。マ・フィーユを世界に広めるチャンス到来だが、赤石は倒れてしまう。
赤石は脳腫瘍を患っており、味覚の部位を圧迫していたのだ。
命は助からなくていい、だが食事会が終わるまでに味覚を完璧に治してくれと、赤石はBJに依頼する。
難しい手術で、しかも途中で停電であったりしただかBJは手術を成功させた。
だが、やはり停電の影響があり、赤石の味覚は徐々に失われていく。
弟子は次々と去り、赤石は絶望のあまり自殺を計る。
だが、そこに現れたのが弟子の河合だった。
河合は全国から集めた食材と自分の命を赤石に捧げる。
赤石は食事会にすべてを賭け、BJは赤石のためにも河合の手術を敢行する。
河合の舌と赤石の技術で食事会は大成功。マ・フィーユの名は世界中に轟いたのだった。
BJはマ・フィーユの権利書を受け取らず、美味しい食事をさせてくれればいいと言いおいて去っていく。