放送データ

放送日：2001年9月25日 25時10分
放送局：フジテレビ
演出　：堤幸彦
フォト：斉藤清貴
脚本　：関えり香
原案　：堤幸彦

キャスト

井ノ原快彦【ヨシヒコ】
シュー【シュー】

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NO KISS [DVD]
　2001/12/05発売

見　　所

デジタル紙芝居。
映像ではなく、静止画であるところの写真を連続で動かすことによって、映像とは一味違うニュアンスを出す……というのが目論みだとは思うのだけど、サウンドノベルというか、デジタル紙芝居でしたね。
いや、狙いはわかるし、なかなか面白いなとは思ったけど、でも、この手法は絶対に主流にはならないだろうなと思わせる。
堤さんの「やってみたかった」感がとても感じられる一作です。

あらすじ

日本のトップアイドル・快彦は、仕事でやってきた韓国のオフを楽しもうと街に出た。
偶然出会ったシューという女性に案内を頼む。
二人で街を歩いているうちに、次第に快彦の中でシューの存在が大きくなっていく。
雰囲気に流されてキスしようとした快彦をシューは拒否。
翌日、日本に帰る前にもう一度シューに会いに行く快彦。
シューは快彦を待っていた。
二人は固く再会を誓って別れて行く。

感想

原案・堤幸彦って……。
いったい、どこまでが堤さんのアイデアなのか、全面的に堤さんのアイデアならば、すいません、堤さん……ラブストーリーは向いてないと思いますううううう、くくくくく。
予想通り、フォトドラマというのは、もろデジタルノベルでした。
デジカメ等で撮った静止画像とモノローグを含めた二人の語りでドラマが進んでいくという構成は、選択肢を増やせば、まんまゲームになるなあと思いました。うーん、狙いはたぶん、そこじゃないとは思うんだけど、後続のものが作られていないということは、やはり、失敗したのかなあ。
脚本も、ドラマというよりゲームに近いような感じだったし、分岐をいっぱいいれてのアドベンチャーゲームで見てみたかった気がした。
それにつけても、見ているうちにムズ痒くなってしまう、ストーリー！
ぎゃあ、勘弁してくれ〜〜〜。
日本のアイドルが、自分の素性を知らない韓国の女の子と恋に墜ちるというのが主軸みたいで、ドラマはそのほとんどを二人のデートシーンなのだが、いちゃつきっぷりが、見ていて恥ずかしくなるのですわ。
まあ、一夜のラブアフェアで一時間のドラマにしなきゃならないので、どうしても間延びするのは仕方がないのかもしれないけど。
それにしても、恥ずかしいー！
堤マジックとまで呼ばれる映像の妙味も、静止画像となるとちよっとイマイチかも。
韓国の夜の風景とか、キレイなのもあるんだけど、ただそれだけなのが、ファンとしては残念。
小ネタがまったくないのも賛否両論別れるとこかも。
にしても、なんでこんなに恥ずかしいのだろうっ。